広島県広島市の歯科医院 ハートフル歯科・矯正歯科

最新の歯周治療と本格的な矯正治療を柱とし、一人に一人に合ったオーダーメイドの予防処置を提供しています。

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矯正の診断で大切なセファロレントゲン撮影とは?

広島市佐伯区五日市の歯医者 歯周治療と矯正治療 ハートフル歯科 院長の柳原です。
さて、今回は矯正歯科治療を当院で行うにあたって最初に受けて頂く検査のうちで最も大切なセファロ撮影と呼ばれる方法とその意義について簡単に説明をしたいと思います。

まず、セファロ撮影というのは矯正歯科の診断のみで用いる撮影方法となります。そのために普通の歯医者さんには撮影装置は置いていないことが多いものです。
ただし矯正治療を行うには必須であり、日本矯正歯科学会でも必ず診断にはセファロ撮影を行うことを推奨しています。

地域一番の歯医者を目指す当院では子供さんから大人まで必ず撮影をさせていただいております。

cefaro_genri_01

方法としましては頭全体を横向きに撮影します。
その際に、撮影する患者さんの位置や方向なども厳密に決まっており、そのため患者さんは耳にイヤーロッドと言われる器具を入れて頂きます。
これにより規格的な写真を得ることが出来るので、撮影日や撮影場所が異なったものでも比較や治療経過中の比較が可能となります。


また、撮影後に解析を行います。数十の計測ポイントを設定し、100以上の数値が得られますが分かることの主なことは下図に書いてあるように…
①前後的関係
これは頭全体において下顎と上あごが前後的に後なのか前なのか判断をします。
つまり同じ出っ歯さんでも上顎が前方に突出しているからそうなっているのか?もしくは下顎が小さいためか?はたまた歯の傾斜の関係だけでそうなっているのか?等によって治療法が異なる場合もあります。
またこの値が著しい場合には歯の移動だけでは治療できない為に顎を切る大掛かりな外科的矯正歯科治療が必要な場合があり、その目安にもなります。

➁垂直的関係
簡単に言えば顔の長さと言いますか。これにより治療中の奥歯の固定方法の設定や、治療途中での注意すべき点が分かります。また顔が長いことに関しては歯の移動により多少の変化はしますが大きな変化や改善は難しい場合もあり、それも数値等から判断できます。

③成長方向
特に成長期のお子さんでは下顎、上あご共に成長パターンがあり、同世代の人と比べてどうなのかと比較することにより成長パターンが分かります。またこの値が明らかに異常な場合には悪化しないように成長のコントロール(ヘッドギアなどの使用)が必要になることもあり、その判断をします。また、治療前後で変化が無いかなど経時的(子供さんでは1年に1回程度、成人であれば治療前後など)に撮影を行っています。

その他にも臼歯部や前歯の位置関係、その他開咬度など様々な数値が得られるとても大切な検査となっています。

cefaro_genri_02

尚、実際の矯正歯科治療の診断にはその他のレントゲン写真の分析、歯型から作った模型分析、その他の所見などで総合的な判断を行い、最終的な治療計画を立てていきます。
一人一人の骨格や歯並び、その他顎機能などに合わせて最善の方法を選択しますので様々な治療方法をご用意しております。

皆様から愛される歯医者さんをめざして 歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科では矯正歯科の無料相談も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
24時間web予約も行っております。
2022年08月02日 09:01

ノンクラスプデンチャーって何?

皆さん、ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
広島市佐伯区五日市の歯医者 歯周病、矯正歯科のハートフル歯科・矯正歯科院長の柳原です。

さて、今回は歯を失ってしまった後のお話です。
入れ歯にも種類があるのをご存知でしょうか?

写真左側のものが保険の入れ歯です。
保険の入れ歯とはプラスチックの人工歯とプラスチックの床(歯茎の部分)とよばれるピンクの部分。そして金属のバネ(クラスプ)から構成されます。
歯に入れ歯を固定するために金属製のバネが必要なのが特徴です。

この方法は昔からある治療法で良い方法なのですが、下の写真の様に前歯だとどうしても目立ってしまいます。
最近はマスクをつけるので分からないと言えば分からないのですが外しいている時はどうしてもキラリと光る金属の部分に喋っている相手の視線が行って辛いというお声を耳にします。


そこで当院では早くから、金属のバネを使わない入れ歯”ノンクラスプデンチャー”を扱っており、大変人気のある治療法となっております。
下の写真の様に付けているかどうかすら遠目だと分からないこともあり喜ばれます。

秘密は床部分に使われている特殊素材です。弾性のある素材を使っているので床自体が板バネのような効果があり、金属のバネが不要なのです。
是非ご相談ください。尚、HPからweb予約も可能です。ご利用ください。

noncrasp01使っていただいている患者さんからは「人前でも気にならなくなった」「保険の入れ歯よりも薄くて楽」などのお声をいただき歯医者冥利に尽きます。

興味のある方はぜひサンプルもございますのでお気軽にご相談ください。

佐伯区五日市の皆様に愛される歯医者を目指して、歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科では本HPから24時間web予約も可能ですのでご利用ください。
2022年07月25日 09:00

【矯正治療】矯正治療の流れ④終わった後が大切!保定について

広島市佐伯区五日市の歯医者 歯周治療と矯正治療のハートフル歯科・矯正歯科院長の柳原です。

今日は矯正歯科治療が終わった後について説明をしたいと思います。

矯正歯科治療が終わり、ブラケットを除去すると患者さんは皆さんとても晴れやかな表情になります。笑
歯医者も同じです。矯正歯科治療は患者さんと歯科医師の二人三脚で治す感じなので、自分のことの様に嬉しい瞬間です。
ただし、歯医者からしますとその除去後からがまたもう一つの戦いとなります。
つまり”後戻り”との戦いです。
歯並びというのはお口の様々な環境により成り立っています。元々の悪い歯並びもやはり理由があってそうなっているのですね。だから、どうしても体は元に戻ろうとしてしまいます。
それが顕著なのは出っ歯さんなどで舌の癖が関係していると思われるもの。受け口の方全般などが特に後戻りしやすいです。それを防ぐために筋機能療法も行う訳ですがそうは言ってもやはり大なり小なりすべての症例で後戻りを起こします。
そこでそれに対して物理的に抵抗するために保定というものが必要となるのです。

下図左側のような歯の裏側からワイヤーを固定するものが一番効果が高いのですが、色々な条件により外れやすかったり、このワイヤー自体を設置できない場合もしばしばあります。
そうすると右側のようなマウスピースタイプの保定装置を使って頂くこととなります。具体的には夜間就寝時に必ずつけて頂くこととなります。一般的には上だけワイヤーで舌がマウスピースなど片方だけでお使いいただくことが多いです。

また、保定期間についてですが、先生によって考え方も分かれますが私は半永久的な保定を推奨しています。
できる限り保定はつけたままでお過ごしいただくのが後戻りを防ぐ最良の手段となります。

また、せっかく歯並びがよくなっても虫歯になったり歯周病になったのでは大変に残念なことですので、定期的な検診をおススメしています。
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佐伯区五日市で最も愛される歯医者を目指して 歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科では無料相談も行っています。
また本HPから24時間web予約も行っていますのでご利用ください。
2022年07月19日 12:41

歯科用CTとは?

広島市佐伯区五日市の歯医者 ハートフル歯科・矯正歯科 院長の柳原です。

さて、今回は当院にもある歯科用CTについて解説をしていきます。

CTとは昔からあるレントゲンと違って、3次元的な情報を得ることが出来ます。これにより、例えば骨の中でどこからどこまで病巣が広がっているのかであったり、抜歯する予定の歯と周囲の歯や組織との関係性を把握する非常に重要な情報を得ることが出来るために、特に外科的な処置において役に立つ撮影法です。そのため最近では歯医者さんでもかなり普及してきました。

また、下図のように得られたデータを3次元に構築して3D画像として患者さんにもお見せできますので患者さんの理解にも役立ちます。

このように非常に優れた歯科用CTですが、原理は下図のようにX線を照射する線源から円錐状に放射されたX線を被験者に照射し、その情報を2次元データを得ることのできるセンサーにて検出します。また、装置がぐるりと回ることで得られた情報をコンピュータにより再構築することで3次元的な画像を作っているのです。

CT-1
CTによって正確な診断を着けることが出来た例を下記に紹介します。

こちらは実際の当院での症例です。

患者さんは他の医院にて何度も何度もこの歯を治療していましたが、その都度歯茎が腫れて来るということを繰り返しており、当院に転院されてきました。
レントゲン上ではそんなに悪くないと言われたとのことで当院でも普通のレントゲンを撮影して見ますと少し影が見えました。また、長期の経過であったことからCT撮影を行ってみました。

すると、2次元のレントゲンではぼんやりとしか見えなかったのですが、実際には根っこの周りの骨がほとんどない状態でかつ病巣も割と大きく、抜歯しても良いくらいに悪くなっていたのです。

しかし、ご本人とお話してなるべく残したいと言うことで、3つの根っこのうち1つだけ取り、またその周囲の病巣をなるべくしっかりと外科的に除去し、かぶせを作って終わりとしました。

もちろん、元々状態は悪いのでベストな状態とはいきませんが、以前の様に腫れてくることは無くなりました。
現在は経過観察で定期健診を受けてもらうように指示しています。
CT-2
上記の様に、2次元だけでは分からないけれどCTを撮ると診断や治療計画が容易に立てられる場合も多く、3次元的な観察は必須です。当院でも良く利用しています。
保険での撮影も可能なので患者さん負担も少なくて済みます(3割負担でプラス4,000円程度)。

佐伯区五日市で最も愛される歯医者さんを目指して 歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科では24時間web予約も承っております。是非お気軽にお越しください。
2022年07月11日 12:40

【子どもの矯正治療】治療例解説③治療前後の比較と治療のながれ

広島市佐伯区五日市の歯医者 ハートフル歯科・矯正歯科 院長の柳原です。

さて、今回は当院でも問い合わせの多い子供さんの歯並びについての矯正歯科治療の一例の紹介、今日は最終回です。

第1回目 床矯正の記事はコチラ
第2回目 部分的MBS、筋訓練(MFT)はコチラ

治療のメニューとしては…
歯並びがバラバラ→スペース不足解消のために拡大床による拡大
➁前歯がすいている→①の経過を見ながら必要であれば部分矯正
③歯列弓の形その他→お口の機能の成長不良が疑われるので筋訓練(MFT)というお口のトレーニングを指導
上記の組み合わせで治療を行いました。

pedi_ortho05









ただし、あくまでⅠ期治療と言うのは本来はⅡ期治療(成人矯正歯科)の準備という位置づけですので完璧な歯並びはこれだけでは得られることはありません。ただし、終わっての状態を見て完ぺきではないけれども十分綺麗で健康的であるのでこれで十分とご判断いただいたので二期治療は行わずに終了とし、その後は定期健診で診させていただいております。

しかし、上の前歯はかなり良い状態となっており、また筋訓練(MFT)にも真面目に取り組んでいただけたお陰で歯列弓の形態まで非常に美しくなっており、かなり高い効果を得られたと考えられます。

では治療の流れを時系列でまとめてみました。
pedi_ortho07


まずは一番のお悩みであった上の前歯のすきっぱと右上の歯がねじ曲がっているのは十分に改善で来ています。
また、それ以外の部分も十分に改善しています。まだ成長期の途中ですので成長期が終わった位(男の子であれば17歳ごろ)にご本人が希望された場合にはさらに歯並びを理想の形に近づけるための二期治療も可能です。

このように子供さんの矯正歯科治療は歯並びや骨格に応じて色々な方法を組み合わせることが特徴となります。
またもう一つの特徴は、大体1年おきにセファロによる定期的にレントゲンを使った骨格の成長のチェックを行うことです。成長途中の子供さんですので成長方向やレベルに問題は無いかチェックして必要であれば治療方法を追加したり変えたりします。

お子様にどの方法が合っているのか気になられる方は無料相談も行っておりますので是非一度ご相談ください。

佐伯区五日市で一番愛される歯医者を目指して 歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科ではwebからは24時間予約受付が可能です。ぜひご利用くださいね。
2022年07月04日 17:11

【子どもの矯正治療】治療例解説➁前歯の部分矯正と筋訓練(MFT)

広島市佐伯区五日市の歯医者 ハートフル歯科・矯正歯科 院長の柳原です。

さて、今回は当院でも問い合わせの多い子供さんの歯並びについての矯正歯科治療のお話第二回です。
前回の記事はコチラ

まずは前回までの復習です。今回の11歳の男の子は下の計画で治療することにしています。
歯並びがバラバラ→スペース不足解消のために拡大床による拡大
➁前歯がすいている→①の経過を見ながら必要であれば部分矯正
③歯列弓の形その他→お口の機能の成長不良が疑われるので筋訓練(MFT)というお口のトレーニングを指導
上記の組み合わせは当院の子供さんの矯正では割と多い組み合わせになります。

まず前回の記事では①を説明しましたが、今回はその続き経過を見てく行く中でやはり➁の前歯がすいているのはある程度残ってしまい、また右上の歯がぐるっと回ってしまっているのも大きくは改善していませんので、部分矯正歯科治療にて改善を図ります。

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また、さらにこのケースでは筋訓練(MFT)も必要と考えられたので実施しました。

これは歯並びの健康な成長には舌の位置や力、口唇の閉鎖と力のバランスが影響するという考え方によっています。
下図の真ん中の例の様に、このケースでもそうでしたが日中にお口をぽかんとしているお子さん多いです。
そのタイプの方はどうしても口唇の力が弱いために、前歯が前に出たり、開いたりしやすいという訳です。
また舌の位置がおかしい場合もありますのでその訓練を行います。
成人でも矯正後の後戻り防止にMFTを行うこともあるなど、舌や口唇、さらにはお顔の筋肉の力などは歯並びにも大きく影響するようです。
ただし、当院ではあくまでMFTは補助的と言う位置付けです。

歯医者の中でもいろいろな議論がありますが、学会でも一定の見解は得られていないために歯並びが悪くなる原因は様々でこの訓練をしただけで健康な歯並びやお口の環境になることは無いと一歯医者として一歯科医学研究家として私自身は考えています。

一日に1回お風呂上りなどに保護者の方と一緒に行う等することをおススメしています。
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矯正相談は随時無料で承っております。
次回は治療前後の比較とまとめですコチラから及びいただけます。
佐伯区五日市で最も愛される歯医者を目指して歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科では本webからの予約も24時間承っております。
2022年06月18日 09:11

【子どもの矯正治療】治療例解説①床矯正について

広島市佐伯区五日市の歯医者 ハートフル歯科・矯正歯科 院長の柳原です。

さて、今回は当院でも問い合わせの多い子供さんの歯並びについての矯正歯科治療のお話です。

子供さんの矯正歯科治療は成長期であることから、その原因によって様々な治療を組み合わせながら正しい成長を促し、良い歯並びを目指します。

今回の症例は…
前歯がすいているいる
➁前歯の歯並びがかなりバラバラになっていて心配

というご相談でした。
それ以外にも、歯列弓が狭く何らか口腔機能の問題があることもうかがわせる口腔内所見でした。

お母さまもいつどのような治療をすればいいのか分からないと言うことで色々な歯医者を回っておられたようですが、当院での治療法を説明させていただきご納得いただいたうえで開始させていただきました。
また、大変ご理解の深いお母さまで毎日しっかりと子供さんに使うように言って頂いたり、お口のトレーニングもしっかりと取り組んでいただいたために、Ⅰ期治療としては短めの2年で十分な効果を得ることが出来ました。
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今回の例ではまずは床矯正を用いた治療を開始しました。
拡大床と言われるもので歯の生える骨を広げることでスペース不足を解消するためです。当院でも良く使用される方法です。
下図のように、樹脂の床に、金属のワイヤーで作られたクラスプ及び広げる金具であるスクリューから成る付け外し式の装置です。

1週間に1回程度少し広げていだきます。最初は少し大きく感じますがすぐに慣れてきます。それを2~3年程度の使用でゆっくりと効果が出てくるというものです。
拡大については一般的な方法ですがその装置については様々な方法があり、また考え方によりそれぞれに理論があるようですが当院では付け外しができるので患者さんに優しいこの方法を主に用いています。

今回の例では開始が11歳からと少し遅かったこともあり、試用期間は2年以内と短めでしたがしっかりとお母さまが管理していただいたお陰で効果はかなりありました。
※一般的には6~7歳から始めて10歳くらいで終えるのが理想的です。
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また、同時に口腔機能の強化を図るためにMFT(口腔筋訓練)もいました。
治療の経過の続きはコチラから

佐伯区五日市で最も愛される歯医者を目指して 歯周治療と矯正歯科のハートフル歯科・矯正歯科では矯正歯科の無料相談を随時承っております。
webからの予約は24時間可能です。
2022年06月17日 09:11

【矯正治療】矯正治療の流れ③矯正中の歯磨きに注意!

広島市佐伯区五日市の歯医者 歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科院長の柳原です。

今日はMBS治療時の注意点の一つブラッシングについてです。

矯正歯科治療中はブラケットやワイヤーが歯に付くことによって歯磨きがしにくくなります。
また、普段通りにごしごししているとブラケットが脱離したりするので歯ブラシ指導も重要なポイントとなります。

当院では歯周治療、予防歯科にも力を入れている歯医者さんですので歯磨き指導のプロがおりますので適切な歯ブラシ指導を行うことが出来ます。
下図の右側は治療後にブラケットを外すとそれに沿って歯が虫歯になっている一例です。
この方は元々歯磨きが苦手でいらっしゃったのですが矯正を開始する際にも指導をいろいろしていたのですが家で歯磨きをしないこともあったようでブラケットを外すとかなり多くの歯に虫歯や初期虫歯を認めました。
歯医者としてはお家でのケアは自己責任とは言え、徹底できなかったことが悔やまれる一例です。

当院で矯正歯科治療を受けて頂く方にはこういう風にはなっていただきたくないので当院では、虫歯リスクについての唾液検査に基づいた虫歯予防のケアもご提案しています。
これも総合歯科治療を目指しているハートフル歯科・矯正歯科ならはと思います。

今回はブラケットを付けている歯の磨きにくくなる部位を説明いたします。

一番は歯と歯の間です。ブラケットとブラケットの間。さらにはワイヤーにも囲まれたエリアには食べかすが溜まりやすい一番のポイントです。特に奥歯はさらに磨きにくさが増します。

二番目はブラケットの上側(ブラケットと歯茎の間)ここも歯の形も相まって物が溜まりやす部位となります。

当院では専用の歯ブラシや、清掃補助具。さらには虫歯予防の洗口剤など様々な予防方法をご提案しています。

歯並びは解決したのに虫歯になっていたでは本当に残念ですので、全力で患者さんの歯を守りたいと考えています。

ブラケット装着時のブラッシング

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24時間web予約も行っていますのでご利用ください。
2022年06月11日 22:08

【矯正治療】矯正治療の流れ➁矯正中のトラブル

広島市佐伯区五日市の歯医者 歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科院長の柳原です。

今日は矯正歯科治療の流れを説明したいと思います。

今回はMBSマルチブラケット矯正歯科治療の説明をしたいと思います。
今日は、MBS(マルチブラケット)矯正歯科治療を開始した初期トラブルの話になります。

この治療法の多くの苦痛な症状は初期に現れて、その後は軽減することが多いです。もちろん、お口の中に金属のワイヤーや装置が入る訳ですから当たってい体などの症状はどうしても出ますけれども最初が一番強く感じることが多いようで歯医者としても心苦しく感じます。でも、一緒に頑張っていきましょう!という気持ちです

その中でも今回はよくあるトラブル三選をご紹介したいと思います。
まずははじめは…

①歯が痛い
これは大なり小なり矯正歯科治療の最初は避けられないと思います。ただし、まれに治療が続いてもずっと「痛い」とおっしゃられることがあります。これについては正直個人の感受性の問題(普通の人よりも痛みを強く感じてしまう人)かなと思います。それでも耐えられないほど痛いと言うことは通常はあり得ません。

また原因は動き始めに怒る歯根膜の進展と圧迫であることは前回のブログでも説明したと思います。しかし一度移動が始まると痛み自体は軽減もしくは消失すると言われています。
ただし、口腔内に異物がある訳ですから違和感や時に痛みなどはゼロにはならないことはご了承ください。

➁ブラケットが外れる
ブラケットは歯の表面に歯科用接着剤にて接着しています。この接着がテクニカルエラーにより十分でない場合もありますが、それよりも多いのは最初の状態は歯並びがバラバラしていたり一本だけ奥まった歯があるなどしてブラケットに無理な力がかかりやすい歯並びになっていたり、上の歯と下の歯のかぶりが大きく(オーバーバイト)の症例では反対側の歯が当たって取れてしまうこともあります。
しかし、いつまでもブラケットが取れて困るというパターンでは患者さんがブラケットがない時と同じように食事をしたり、歯を磨いたりしてしまいブラケットをひっかけてしまい取れてしまうことが多いようです。そのせいで、取れる人はいつまでも取れるけど、取れない人は最初の1・2個で終わるという風に別れてしまいます。頻回に取れる方には指導を行いますが、矯正歯科治療中には食事や歯ブラシは注意が必要です。

口内炎ができる
これもよくあるトラブルです。やはり金属や硬い樹脂、などがお口の中に入りますので単純に当たって傷になると言ったことは良く起こります。
ワイヤーの断端が当たって困る場合には短く切ったり、お渡しする粘土のような専用のワックスと言われる柔らかい素材のものがありますのでそれを丸めてご自身で付けて一時的にガードするという手もあります。また状態によっては口内炎の外用薬を処方いたします。

これも不思議となりやすいのは最初だけで段々慣れていくのか少なくなります。

主なよくあるトラブルは上記のようなものとなります。



しかし、矯正歯科治療は思わぬ動きを示したりすることは時々あります。もちろん、それを後から修正しながら治療を続けるのですが。
心配なことは医師やスタッフにご相談くださいね。

③矯正治療中の不快症状

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2022年06月08日 09:08

【矯正治療】矯正治療の流れ①

広島市佐伯区五日市の歯医者 歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科院長の柳原です。

今日は矯正歯科治療の流れを説明したいと思います。

今回はMBSマルチブラケット矯正歯科治療の説明をしたいと思います。
まず、当院で治療するお申し込みをいただきましたら、検査を行います。これはセファロの説明をしているのでその記事をご覧ください。
その後、矯正歯科の治療方法が決まりますと開始となります。

その際には。。
まず、抜歯が必要な場合は抜歯を行います。
その後、すぐにするのがバンドの作製というものを行います。バンドとは歯の周りに巻く金属のわっかです。下図のようなものです。
これを入れるためには歯と歯の間にゴムを無理矢理押し込みます。これがまず第一の不快な処置となります。笑
数日後に歯と歯の間に隙間ができますのでそれを利用して、バンドを装着してまずは型取りを行います。
そして石膏模型上でバンドに装置を作製し、溶接して作成したものをお口の中に装着します。
この装置は前歯を動かすときに一緒に奥歯が前に出て来る(アンカーロス)を防ぐために奥歯を動かしにくくするための装置で、その固定の強さから弱い固定、中等度の固定。さらに強固な固定が必要な場合はバンドに付けるのではなく別で小さなスクリューをを骨に打ち込んでそれを固定源にします。
その後、他の歯には直接ブラケットを接着していきます。

このように最初の1か月は数回ほどは頻繁に通って来ていただくようになります。また最初の時期にトラブル…ブラケットが外れる。痛みが出る。口内炎ができるなどが起こりやすくなります。
その後、動き始めると1か月に1回程度の来院頻度で治療を勧めていくこととなります。
➁矯正の装置





また矯正歯科治療は痛いのですか?とよく質問を頂きますが、治療の最初は痛いと訴える方もおられますので痛み止めを処方します。
しかし、一度歯が動き始めると痛みは無くなり軽い違和感程度となります。しかし痛みの感じ方には個人差がありますのでまれにずっといたいと訴えられる方もおられます。

これは歯に力を書けると下図のようにまずは力のかかった方は歯と骨をつなぐ歯根膜が引っ張られます。そしてその逆方向は圧縮される。
歯根膜中には神経や血管も入っていますので充血したり、場合によっては歯根膜がストレスを受けて破壊されるなどによって炎症性の物質が放出されることが痛みにつながると考えられます。
しかししばらくするとその刺激を受けて圧縮される側には骨を溶かす作用が、伸展されている部分には骨を作る作用が起こります。
これにより歯が歯根膜ごと骨の中を動くのです。これはとても面白い仕組みで、完全には解明されていません。
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佐伯区五日市で最も愛される歯医者を目指して 歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科では無料相談も行っています。
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2022年06月04日 10:00

ハートフル歯科

【電話番号】 082-943-2007

【住所】 〒731-5127
広島県広島市佐伯区
五日市5-15-3 1F

【診療時間】 <月・火・水・金>
9:00~13:00
14:30~18:00
<土>
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【休診日】 木日祝日

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