【子どもの矯正治療】治療例解説③治療前後の比較と治療のながれ
広島市佐伯区五日市の歯医者 ハートフル歯科・矯正歯科 院長の柳原です。さて、今回は当院でも問い合わせの多い子供さんの歯並びについての矯正歯科治療の一例の紹介、今日は最終回です。
第1回目 床矯正の記事はコチラ
第2回目 部分的MBS、筋訓練(MFT)はコチラ
治療のメニューとしては…
①歯並びがバラバラ→スペース不足解消のために拡大床による拡大
➁前歯がすいている→①の経過を見ながら必要であれば部分矯正
③歯列弓の形その他→お口の機能の成長不良が疑われるので筋訓練(MFT)というお口のトレーニングを指導
上記の組み合わせで治療を行いました。
ただし、あくまでⅠ期治療と言うのは本来はⅡ期治療(成人矯正歯科)の準備という位置づけですので完璧な歯並びはこれだけでは得られることはありません。ただし、終わっての状態を見て完ぺきではないけれども十分綺麗で健康的であるのでこれで十分とご判断いただいたので二期治療は行わずに終了とし、その後は定期健診で診させていただいております。
しかし、上の前歯はかなり良い状態となっており、また筋訓練(MFT)にも真面目に取り組んでいただけたお陰で歯列弓の形態まで非常に美しくなっており、かなり高い効果を得られたと考えられます。
では治療の流れを時系列でまとめてみました。
まずは一番のお悩みであった上の前歯のすきっぱと右上の歯がねじ曲がっているのは十分に改善で来ています。
また、それ以外の部分も十分に改善しています。まだ成長期の途中ですので成長期が終わった位(男の子であれば17歳ごろ)にご本人が希望された場合にはさらに歯並びを理想の形に近づけるための二期治療も可能です。
このように子供さんの矯正歯科治療は歯並びや骨格に応じて色々な方法を組み合わせることが特徴となります。
またもう一つの特徴は、大体1年おきにセファロによる定期的にレントゲンを使った骨格の成長のチェックを行うことです。成長途中の子供さんですので成長方向やレベルに問題は無いかチェックして必要であれば治療方法を追加したり変えたりします。
お子様にどの方法が合っているのか気になられる方は無料相談も行っておりますので是非一度ご相談ください。
佐伯区五日市で一番愛される歯医者を目指して 歯周治療と矯正歯科治療のハートフル歯科・矯正歯科ではwebからは24時間予約受付が可能です。ぜひご利用くださいね。
2022年07月04日 17:11