【子どもの矯正治療】治療例解説①床矯正について
広島市佐伯区五日市の歯医者 ハートフル歯科・矯正歯科 院長の柳原です。さて、今回は当院でも問い合わせの多い子供さんの歯並びについての矯正歯科治療のお話です。
子供さんの矯正歯科治療は成長期であることから、その原因によって様々な治療を組み合わせながら正しい成長を促し、良い歯並びを目指します。
今回の症例は…
①前歯がすいているいる
➁前歯の歯並びがかなりバラバラになっていて心配
というご相談でした。
それ以外にも、歯列弓が狭く何らか口腔機能の問題があることもうかがわせる口腔内所見でした。
お母さまもいつどのような治療をすればいいのか分からないと言うことで色々な歯医者を回っておられたようですが、当院での治療法を説明させていただきご納得いただいたうえで開始させていただきました。
また、大変ご理解の深いお母さまで毎日しっかりと子供さんに使うように言って頂いたり、お口のトレーニングもしっかりと取り組んでいただいたために、Ⅰ期治療としては短めの2年で十分な効果を得ることが出来ました。
今回の例ではまずは床矯正を用いた治療を開始しました。
拡大床と言われるもので歯の生える骨を広げることでスペース不足を解消するためです。当院でも良く使用される方法です。
下図のように、樹脂の床に、金属のワイヤーで作られたクラスプ及び広げる金具であるスクリューから成る付け外し式の装置です。
1週間に1回程度少し広げていだきます。最初は少し大きく感じますがすぐに慣れてきます。それを2~3年程度の使用でゆっくりと効果が出てくるというものです。
拡大については一般的な方法ですがその装置については様々な方法があり、また考え方によりそれぞれに理論があるようですが当院では付け外しができるので患者さんに優しいこの方法を主に用いています。
今回の例では開始が11歳からと少し遅かったこともあり、試用期間は2年以内と短めでしたがしっかりとお母さまが管理していただいたお陰で効果はかなりありました。
※一般的には6~7歳から始めて10歳くらいで終えるのが理想的です。
また、同時に口腔機能の強化を図るためにMFT(口腔筋訓練)もいました。
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2022年06月17日 09:11