大人の矯正の実際(上下顎前突)
広島市佐伯区五日市の歯医者 歯周治療と矯正治療のハートフル歯科・矯正歯科 院長の柳原です。さて、今回は成人の本格矯正の症例を皆さんにご紹介したいと思います。
こちらの患者さんは20歳女性で口元のモゴっとした感じが気になるということでご来院いただきました。それまでにもいくつかの歯医者さんを回られたそうです。
初診時の写真です。
そこまでではないですが確かに少し口元が前方に出ている様子があります。
横顔に白いライン(Eライン)が引いてありますが、それよりもかなり口唇が前方にあります。
そこで患者さんと話し合いの上、抜歯を行って歯を並べて前歯を後ろ側に引っ込めることで口元の改善を図ることとしました。
セファロ分析では著名な骨格性の異常は認めず、歯を並べることで改善がある程度可能と判断されました。
治療後の写真を見ると口元がかなりすっきりとして、ほぼEラインに口唇も添っています。
治療としては抜歯ケースでMBS(マルチブラケット)…ワイヤー矯正…で治しています。治療期間は2年と1か月です。
また治療前後のレントゲン写真で比較しますと、明らかに歯の傾斜が小さく、また前方への突出度も改善されており、数値的にも8.3mm前歯を引っ込めることが出来ています。
このように矯正治療は特に抜歯ケースなどでは口元の印象が大きく変わり美しく改善することもあります。
しかし、骨格的に極端な所見があると歯を動かすだけでは思ったような効果を得られないこともあります。まずはご相談の上でしっかりとした精査が必要です。
地域に愛される歯医者さんを目指して、歯周治療と矯正治療で地域一番を目指すハートフル歯科・矯正歯科は24時間web予約も承っております。是非お問い合わせください。
2022年08月17日 08:00