子どもの矯正治療の実際①受け口傾向の子供さんのケース
広島市佐伯区五日市の歯医者 歯周治療と矯正歯科 ハートフル歯科・矯正歯科 院長の柳原です。当院でも子供さんの歯並びについての相談も最近ではとても多いです。将来に影響するので心配ですよね。
そしてネットで調べると様々な方法や”噂”があり、一般の方から見てもとても分かりにくいと思います。
Aと言う方法は意味がない!Bが一番!という歯医者さんもあればAが一番古くからあるいい方法…
小児の矯正については専門家同士でも”流派”みたいなものがあり、流派ごとに微妙に主張が違ったりして歯医者同士でも共通したこれが正解といのが分かりにくいのが特徴でもあります。
では大学病院ではどうでしょうか?大学は学校によって違いはあるのですが一番アカデミックでエビデンスに基づいて治療を選択していると思います。
大学では昔ながらの成長期が終わってからまた評価しましょうというパターンが多く、また骨格性の問題のある患者さんには早期になんらかんお治療を行うことが多いようです。また、大学では昔から言語機能についてトレーニングを行っていましたが、これにプラス筋機能のトレーニングも併用することもあるようですね。
そして一番の特徴はぱっと見とか患者さんが心配しているからではなくてきちんと診断した上でその診断ごとにセオリー通りの治療を提案していると言うことです。
私は一開業歯科医師でもありますが学会でも活動する歯科医学者でもありますので、きちんと裏付けされた治療法のみを当院では採用しています。
当り前のことなのですがこの原則こそが一番大切なのです。
さて、今回は受け口傾向のある患者さんのケースをご紹介します。
こちらは治療前6歳です。
まだ前歯は揃っていないのですが乳歯の頃から受け口であったため心配されご相談されました。
セファロ分析から下顎が大きく前に出ている傾向があることが分かりました。
そのために、ヘッドギアと呼ばれる下図のような装置を寝る時に使ってもらっています。なお今回のケースではチンキャップタイプのものを使用してもらいました。
これは下顎の成長を抑えることにより受け口の改善を図る成長期にしか使えない治療方法です。
1年後の結果ですが改善して標準に近づいていました。その後も継続して使って頂き観察をしています
また同時に下の運動などの菌機能両方も併用してさらに総合的な治療を行っています。
上記のような治療もハートフル歯科・矯正歯科では可能となっています。
子供さんの時期にどのような治療が必要かはとても難しい判断となります。是非お気軽にご相談ください。
佐伯区五日市で一番愛される歯医者を目指して 無料矯正相談も行っています。web予約も24時間可能です
小児の治療の要は”診断”です。
セファロと呼ばれる骨格を診断するための特殊なレントゲン撮影方法が必須で当院でも導入しています。
また割と様々な治療法を取り入れているために公平な立場から治療方法についてご提案することを心がけています。
是非一度ご相談ください。
(本内容は2020年2月に柳原が所属する勉強会定例発表会にて発表した内容から一部抜粋して作成しています)
2022年05月28日 08:39